Case
ドコモ・サポート株式会社
https://www.docomo-support.co.jp/
・事業内容:NTTドコモインフォメーションセンター運営業務、NTTドコモオンラインサービス業務、NTTドコモ法人ユーザ向け支援業務、NTTドコモのマーケティング等支援業務 他
2017年4月より多様な働き方の1つとしてテレワークを導入しており、コロナ禍により急速にその必要性が増したものの、社内のアンケートからは戸惑いの声が挙がっていたため、それをどう解決していくかが検討課題となっていました。
例えば、社内にはテレワークができない業務がある、出来る業務であってもしにくい雰囲気がある、上司と部下で温度差がある、在宅勤務における効率的な仕事の進め方や出社とのバランスをどうとればよいかがわからない等です。
このような背景から、今後、テレワークにおける組織のパフォーマンス向上をめざすためには、テレワークのメリットを正しく認識し、課題の解消方法について学ぶ機会が必要である、そのためにはまず管理者を対象としたセミナーの実施が必要だと考えました。
セミナー検討メンバー(総務部 大谷様、小澤様、経営企画部 上田様、中川様、渡邉様、若林様)
■検討プロセス
現状の課題から、アプローチしたい対象者や伝えたいポイントについて社内で検討を重ねました。
その結果、まずは基本的なテレワークへの理解浸透を図るため、各組織から管理者に参加してもらうこととし、テレワークにおける社会的背景や状況、テレワークにおける実践的なマネジメント手法やコミュニケーション手法に加え、テレワーク対象業務の拡大についても事例を共有いただけないか、テレワークマネジメント様にご相談しながら、内容を固めていきました。
■テレワークマネジメントを選んだ理由
企業等へのテレワーク導入支援、国や自治体のテレワーク普及事業等広く実施されているテレワークマネジメント様が、弊社の課題解決に最適と感じたためです。
弊社では、2020年5月、テレワークを新しい働き方として定着させるため、「テレワーク推進室」を新設しました。そこで、ワーキンググループ(以下WG)を複数立ち上げ、テレワークに関する課題整理や解決に向けた具体的対策の実施に向けた活動を行うこととなりましたが、そのための基礎知識をWGメンバーが学ぶ必要性を感じていました。
そこで、7月にWGメンバーを対象としたセミナーについてテレワークマネジメント様へお願いすることとなりましたが、そこでのご縁もあり、前述の社内アンケートによる課題感から、対象者を管理者に変え、内容には現場における課題解決策も盛り込んでいただくセミナーをお願いできないかご相談させていただき、9月には2回目のセミナーを実施いただきました。
セミナーは参加者に大変好評で、テレワークにおける基本的な認識の統一を図ることができました。また、実施後のアンケートでは、約9割の参加者がセミナーの内容を実践できると回答しており、特に、『テレワークでのマネジメント十箇条』や、『「できないだろう」ではなく、「どうすればいいか」を考えましょう』というメッセージは、参加者の印象に強く残ったようでした。
企画した我々としても、今回テレワークマネジメント様に実施頂いたセミナーが、初めてのオンラインによる社内セミナーであり、セミナーに向けたお打ち合わせや当日の講演も全てがリモートによるものでしたが、安心してお任せすることができました。またその後主催した他セミナーもオンラインでムリなく開催できたことは、テレワークマネジメント様による2回のセミナーがあってこそだと感じています。
打ち合わせ風景
2020年、社内におけるテレワークは急速に浸透しました。オフィス勤務の補完的な位置付けで一部社員には抵抗感があったテレワークも、継続的に取り組み、試行錯誤を繰り返す中で、社員の意識も少しずつ変わり、「テレワークでもあまり支障がない」、「テレワークを中心に働きたい」という意見が多くなりました。また、リモート型の働き方(場所に捉われない自律的な働き方)を推進するため、制度も充実しました。
しかしながら、テレワークにより減少したコミュニケーション機会をどのようにカバーしていくかという点については、組織の活性化に向け様々な取り組みを実施しておりますが、より一層、管理者のマネジメントに対する期待が高まっています。
今後については、NTTグループではリモートワールド(分散型社会)の実現を推進しているため、これまでの歩みを後戻りさせず、新しい働き方を実践していきたいと考えています。そのため、更なる課題解決やコールセンター業務の本格的なテレワーク化等に向け、継続的に取り組んでいく予定です。
お客様の課題を受け、新しい働き方を取り入れ、管理職の方にそれをけん引して頂くために、まずはテレワークに対する正しい理解、共通認識を持っていただくことをゴールに設定。
テレワークにおける実践的なマネジメント手法や、社内に共有頂きたいコミュニケーション手法に加え、テレワーク対象業務の拡大についても事例を共有するなど内容を企画しました。
<主な内容>
・テレワークの動向、コロナ過で変わる働き方
・テレワークのマネジメント課題、解決策
・テレワークにおけるマネジメントの在りかた
・コールセンター業務におけるテレワーク活用