Case
イナバインターナショナル株式会社
https://www.inaba-inter.co.jp/
・事業内容:
1 事務用家具及び室内装飾用品の販売
2 オフィスインテリアの設計、企画、デザイン、施工
3 PM・FMのコンサルティング
4 内装・設備工事
5 ITソリューション
■新型コロナウイルスの影響による働き方の変化、オフィスの在り方への影響
影響として挙げられる大きな例としては2点あり、1つ目はコロナ禍において「安全、安心なオフィス」であることが大前提となりました。もう1点はテレワークの普及に伴い出社率が低下し、全員出社想定のオフィスが見直されてきたことです。
オープンイノベーション事業部 矢板様、山下様、小沢様
■製品やソリューションに求められるもの
コロナ禍において「求められるオフィスの機能」が変化していく中、まずは「安全、安心なオフィス」が求められ、感染症対策が必須となっています。
「距離を保つ」「空間を仕切る」「衛生環境を見直す」など、家具やレイアウトによって対策を提案していますが、これはいつまで続くかは分からず暫く常態化すると考え、今後も飛沫対策パーティションや抗ウイルス素材家具などの感染症対策の製品開発は必要と考えます。
また、テレワークの普及に伴いテレビ会議が増加する中で大きな問題になっているのが、「音」の問題です。音対策の商材については、既にヤマハ株式会社とコラボレーションしたローパーティションとサウンドマスキングを合わせたソリューションなどがありますが、今後ますます必要になってくるのではないでしょうか。
オフィスの在り方については「オフィス不要論」などの話しも聞かれますが、リアルな「オフィス」にしか出来ない機能があり、オフィスは必ず必要と考えます。しかしながら、テレワークの常態化により自宅やシェアオフィスなどを活用した分散型オフィスにシフトすることで、従来型の一極集中のセンターオフィスは見直され、積極的に無駄を取り除いていく必要があると考えます。
弊社はオフィスの無駄を取り除き小さくすることを「スリムオフィス」と名付け、そのノウハウをお客様に提案しています。何を残し、何を削るかは非常に重要な作業になります。また、「スリムオフィス」を実現するには座席予約が必要となり、「ホテリングシステム」という座席予約システムも合わせて開発をしています。
弊社はワークプレイスを提案していますが、ワークスタイルと密接な関係があります。テレワークの普及により働き方が変化する中、テレワークの実態を把握することは今後のワークプレイスの提案に必須な条件と捉え、営業部とスペースデザイン部を中心にテレワークの最新情報を学ばせたく依頼しました。
社内においても緊急事態宣言以前よりスペースデザイン部を中心にテレワークを実施していたので、社内向けとしても、その意味を再認識していただければと思いました。
■テレワークマネジメントを選んだ理由
田澤様の書籍「在宅勤務が会社を救う」を弊社代表が拝読したのがきっかけで、長らくのテレワークコンサルティング実績も踏まえ、お願いした次第です。
反響としては、テレワークの基礎から普及状況、今後のオフィスの役割など、大変分かりやすく説明いただき、改めてテレワークの意義について考えさせられた社員が多かったです。特に業務内容によっては抵抗感があった人も「出来ないことはない」という可能性を感じていたように思います。
バーチャルオフィス例は大変興味深い内容でしたが、弊社としてはやはりリアルな場所のオフィスの重要性を伝えていきたいと感じております。何気ない雑談・身近にいるからこその気付き、face to faceだからこそ伝わる相手の熱量等々。「スリムオフィス」で残すべく場所が何故必要なのかを、お客様にしっかり説明していきたいと思います。
お打合せを重ね、お客様の課題・目的に即したオリジナルの研修内容を企画。主に営業社員のお客様への提案の幅を広げるため、テレワークの一般的な知識や、昨今の働き方の変化や課題、新しい働き方やそれにまつわるビジネス動向など、基礎から発展まで網羅的な内容を企画しました。オンライン研修の特性上、より参加意欲を高めてもらうため、リアルタイムアンケートを実施し双方向性を意識しました。
<主な内容>
テレワークの基礎知識
・外部環境の変化による働き方や人の意識の変化、課題
・テレワーク活用の展望
・オフィスの役割り、機能の変化
・バーチャルオフィスの隆盛 等